2012年 05月 15日
2週間ほど前に、知人の雑誌カメラマンから相談を受けていたのですが、電話でお話だけではあれなので書く事に。
僕自身はもうほとんど雑誌の仕事はしていないので、業界の話は周りから聴く事が多いのですが、ある雑誌ではその編集部に関わるカメラマンのほぼ9割が、取材先でクライアントや編集者等に画像を確認してもらう為に撮影したらすぐにiPadに転送されるようにしているらしい。その為に無線LANなども常備しているとか。
相談も飛ばす為には?でしたが、結論は出ていてほとんどの方が「Eye-Fi」を使用しているとの事。
もちろん僕も持っているし、試しても見ましたが、僕個人の感想としては以外に使い辛い。
相談の中身はiPadで見せると言う「あくまでも現場での画像の確認」が中心なのですが、"デジタルカメラマンらしさ"を見せると言うのも含まれているのでしょうね。
であれば「Eye-Fi」以外の選択肢は無いのか?
で、僕の方で試してもらいたいのは「画像の確認」が主であるならば、昨年9月に発表されて今年に入って発売開始されたTOSHIBAの「FlashAir」。

発表当時は無線LAN通信機能を搭載した世界初のSDHCメモリカードと謳われていました。現在は「Eye-Fi」もダイレクトモードもありますし、この春には同じく無線LAN内蔵メモリカード「Eye-Fi Mobile X2 4GB for ドコモ」も発表されました。
さて、「FlashAir」の特徴はなんと言っても、無線LAN搭載と言う事から場所を選ばず、もちろん無線LAN等も必要ありません。SDとiPadがダイレクトに繋がります。そして何より設定が簡単で接続(再接続)もすぐに出来ます。JPEGだけでなく、RAWデータや動画等さまざまにも対応していますが、RAWデータは画像表示は出来ません。
「Eye-Fi」との大きな違いを簡単に言えば、「Eye-Fi」は撮影した画像を順次iPad等に送ります。
「FlashAir」はSafari等を使ってブラウジングする形で使用します。まずはカードの中の撮影された画像のサムネイルを読みに行きます。もちろん必要であれば個々の画像を選択してiPadに保存出来ます。
実際の現場で使ってみたので、難儀な点も含めて感想を。

「Eye-Fi」はもともとPCにワイヤレスで画像を転送するのをメインとしているので、iPadにも順次画像が転送されますが、当然ながら容量は食って行きます。仕事で「画像を確認する」事が主であればテストシュート含め何から何まで転送する事は無い。「FlashAir」はまずは読むだけなので、容量は食いません。ただし、順次自動で読む訳ではないので、必要に応じてリロードを行ないます。
上の画像ではカメラの液晶とiPadが表示されていますが、液晶で画像を再生しているとリロードが上手く行かないので、まずはリロードから行ないましょう。
大きく見たい画像があればその画像をタップすれば、サムネイルではなくその画像をダウンロードします。
仕様なのでしょうが、画像がiPadの画面にフィットしません。横位置ではだいたい画面に合っていますが、縦位置ではかなりはみだしてしまいます。なので上記のようにつまんでいないといけないのが難儀です。(設定とかあるかもと思ったけど、、なさそう。。)
サムネイル上で画像を長押しすると画像保存等の項目が出て来ますが、

こちらはサムネイル画像のサイズのままの保存になりますので、気をつけないと行けません。
選択した画像上で長押しすると、
ちゃんとiPadに保存されます。表示するのにダウンロードしていますので、保存には時間はかかりません。必要なカットは保存しておいてiPadのアプリで確認すると早いでしょう。
トータルでの手間は「Eye-Fi」よりもあるのかも?知れません。が、そこまで面倒だとも感じませんでした。僕は何故か「Eye-Fi」は繋がらない事の方が多く、とてもイライラさせられるので。。
「FlashAir」の注意点をいくつか書いておきます。
まず最大の注意点はカメラ(PC)の中でSDをフォーマットしない事。転送に必要なソフトも消えてしまって現場で大事になる場合もあります。WEBにも書いていますが、PCに「FlashAir設定ソフトウエア」を入れておいてフォーマットも更新もそのソフトで行ないます。とくにMacユーザーは初期状態ままよりはソフトを入れておいて一度更新を行なった方が良いと思います。
もう一つは、こちらはiPadの問題でもあるのですが、(ブログでもちょこちょこ触れてますが、)カラースペースは「sRGB」の方が良いと言う事。時代はますますデジタルカメラマンはiPadを有効に使うべきで進んでいますが、iPadはカラマネしていません。2枚目の現場風景の画像を見て頂ければ分かりますが、対象物、カメラ液晶に比べて、iPadの画像の色味は随分とくすんでいますよね。これは画像の設定が「AdobeRGB」のJPEGだから。もちろん「Eye-Fi」でも同じ。iPadの写真アプリもカラマネしていません。すべてsRGBに置き換えられるので、色がおかしく見えます。XPまでの問題と同じです。
iPadの画面をキャプチャしてみました。左がsRGBで右がAdobeRGBで撮影したものです。

花の彩度が抜けて見えるのが分かりますよね。

手持ちで撮ったので位置が違うのはご勘弁を。
相談者はこの為に5D3を買ったそうですが、RAW、JPEG振り分けでも一緒であってもiPadで見せるのであれば、カラースペースは「sRGB」にしておいた方が良いでしょう。JPEG撮りっぱなしの場合は相談もしくは、iPad上の色味についてきっちりと理解を求めておきましょう。
もちろんiPadはsRGBの色域にさえ達していないと言われていますし、もちろんキャリブレーションも出来ません。以前から触れているこの部分に関してはまた別に書けたらと思っています。
と言う事で現場でただ画像を確認する為に見せる。カメラマンらしさを見せる。と言う意味では「FlashAir」も以外に使えると思います。
僕自身はもうほとんど雑誌の仕事はしていないので、業界の話は周りから聴く事が多いのですが、ある雑誌ではその編集部に関わるカメラマンのほぼ9割が、取材先でクライアントや編集者等に画像を確認してもらう為に撮影したらすぐにiPadに転送されるようにしているらしい。その為に無線LANなども常備しているとか。
相談も飛ばす為には?でしたが、結論は出ていてほとんどの方が「Eye-Fi」を使用しているとの事。
もちろん僕も持っているし、試しても見ましたが、僕個人の感想としては以外に使い辛い。
相談の中身はiPadで見せると言う「あくまでも現場での画像の確認」が中心なのですが、"デジタルカメラマンらしさ"を見せると言うのも含まれているのでしょうね。
であれば「Eye-Fi」以外の選択肢は無いのか?
で、僕の方で試してもらいたいのは「画像の確認」が主であるならば、昨年9月に発表されて今年に入って発売開始されたTOSHIBAの「FlashAir」。

さて、「FlashAir」の特徴はなんと言っても、無線LAN搭載と言う事から場所を選ばず、もちろん無線LAN等も必要ありません。SDとiPadがダイレクトに繋がります。そして何より設定が簡単で接続(再接続)もすぐに出来ます。JPEGだけでなく、RAWデータや動画等さまざまにも対応していますが、RAWデータは画像表示は出来ません。
「Eye-Fi」との大きな違いを簡単に言えば、「Eye-Fi」は撮影した画像を順次iPad等に送ります。
「FlashAir」はSafari等を使ってブラウジングする形で使用します。まずはカードの中の撮影された画像のサムネイルを読みに行きます。もちろん必要であれば個々の画像を選択してiPadに保存出来ます。
実際の現場で使ってみたので、難儀な点も含めて感想を。

「Eye-Fi」はもともとPCにワイヤレスで画像を転送するのをメインとしているので、iPadにも順次画像が転送されますが、当然ながら容量は食って行きます。仕事で「画像を確認する」事が主であればテストシュート含め何から何まで転送する事は無い。「FlashAir」はまずは読むだけなので、容量は食いません。ただし、順次自動で読む訳ではないので、必要に応じてリロードを行ないます。
上の画像ではカメラの液晶とiPadが表示されていますが、液晶で画像を再生しているとリロードが上手く行かないので、まずはリロードから行ないましょう。
大きく見たい画像があればその画像をタップすれば、サムネイルではなくその画像をダウンロードします。

サムネイル上で画像を長押しすると画像保存等の項目が出て来ますが、

選択した画像上で長押しすると、

トータルでの手間は「Eye-Fi」よりもあるのかも?知れません。が、そこまで面倒だとも感じませんでした。僕は何故か「Eye-Fi」は繋がらない事の方が多く、とてもイライラさせられるので。。
「FlashAir」の注意点をいくつか書いておきます。
まず最大の注意点はカメラ(PC)の中でSDをフォーマットしない事。転送に必要なソフトも消えてしまって現場で大事になる場合もあります。WEBにも書いていますが、PCに「FlashAir設定ソフトウエア」を入れておいてフォーマットも更新もそのソフトで行ないます。とくにMacユーザーは初期状態ままよりはソフトを入れておいて一度更新を行なった方が良いと思います。
もう一つは、こちらはiPadの問題でもあるのですが、(ブログでもちょこちょこ触れてますが、)カラースペースは「sRGB」の方が良いと言う事。時代はますますデジタルカメラマンはiPadを有効に使うべきで進んでいますが、iPadはカラマネしていません。2枚目の現場風景の画像を見て頂ければ分かりますが、対象物、カメラ液晶に比べて、iPadの画像の色味は随分とくすんでいますよね。これは画像の設定が「AdobeRGB」のJPEGだから。もちろん「Eye-Fi」でも同じ。iPadの写真アプリもカラマネしていません。すべてsRGBに置き換えられるので、色がおかしく見えます。XPまでの問題と同じです。
iPadの画面をキャプチャしてみました。左がsRGBで右がAdobeRGBで撮影したものです。


相談者はこの為に5D3を買ったそうですが、RAW、JPEG振り分けでも一緒であってもiPadで見せるのであれば、カラースペースは「sRGB」にしておいた方が良いでしょう。JPEG撮りっぱなしの場合は相談もしくは、iPad上の色味についてきっちりと理解を求めておきましょう。
もちろんiPadはsRGBの色域にさえ達していないと言われていますし、もちろんキャリブレーションも出来ません。以前から触れているこの部分に関してはまた別に書けたらと思っています。
と言う事で現場でただ画像を確認する為に見せる。カメラマンらしさを見せる。と言う意味では「FlashAir」も以外に使えると思います。










