2009年 02月 28日
DVD保存。 |
この前、JPSにてDVD保存についてのセミナーがありました。
テーマは「光ディスクへのデジタル写真データの安心保存とレーベル印刷の活用」
講師にはプロ御用達の「That's」のSTART Labから担当の方が代表で来ました。
(もちろん使っていないプロもいるとは思いますが。。)
内容は、まぁ光ディスクの特徴と仕組みを分かりやすい形で紹介と保存の仕方。何より当たり前ですが、「That's」の信頼性の実験と紹介。
最初に以前START Labでアンケートを取った「データ保存の実際」のお話。と言ってもアンケート対象が写真関係の学校等プロ・プロを目指す方からアマまで年齢も幅のある所のようですが。
上から順に、PC本体、外付けHD、この二つで訳60%。次にCD-R、DVD-Rが僅かに多く、以外だったらしいのですが、5位にメモリーカードがランクイン。後はその他が若干。
先日もCPS関係のプロの集まりでワークフローについて少し話していた時もやはり外付けHDが多かったように思いましたが、僕もデータの管理・バックアップは外付けHDですね。
今は一家に一台PCはあるようにも言われていますが、実際はどうでしょうか?メーカーはメモリーカード保存は「以外」・・と言ってましたが、携帯にコンデジ等、家にPCが無いのにデジカメを使っている一般の人も結構います。
一般にはSDが主流でSDの容量・値段もかなりお手頃です。実際にSDの買い増しで保存している話もちょくちょく聞きます。
次に実際のディスクとしての中身、パッケージから見るブランド・付加機能等々の話を聞き、「That's」のトリプルガードの簡単な実験。
まずは、売りの「光沢・耐水・写真画質」のレーベル面の耐水実験。
従来品と光沢・耐水の製品とウォターシールドの3種類が並んでいますが、霧吹きで思いっきり水をかける。
当然ながら従来品ではあっという間に滲んでくる。耐水の製品はさすが水をはじいてくれています。
拭き取ると差はよく分かります。
僕は写真はあまり使いませんが、面もわりにきれいだし、これなら安心して使えるんでしょうね。
さて、次にひっくり返し記録面の検証。
わざわざ自分で買った物を傷つけるのはあれですが、こう言う実験だと気兼ねはないですよね。
実験は指紋を付けたり、黒マジックをぬったくったり、とどめは柔らかめの金素材でごしごしする。
写真は手前が従来品で当然キズだらけですが、奥のボケた方がトリプルガードです。
トリプルガードはまぁさすがで、ごしごし擦ってもほとんどキズは付きませんでした。黒マジックもすぐ拭き取ればほぼ問題無くきれいになりました。写真は黒マジックをすぐ拭き取らずほったらかしたので固まりましたが。。
かなり丈夫にコーティングされているのは実感出来ました。
後半、注目の話題はやはり寿命予測ですかね。
START LabさんはHPでも書いていますが、「高温高湿加速試験を複数の条件で行い、この結果から、ディスクの寿命予測を行っています。温度25%、湿度50%暗所で保管した場合、保証する物ではありませんが100年後の寿命予測(生存率99%以上)と言った結果が得られています。」
と言ってました。一応ですね。。
で、じゃあ100年ほったらかして大丈夫か?と言うとそうではないし。継続的な繰り返しバックアップは必要と担当者も言ってました。
最終的な保存のポイントはダブルバックアップ。でした。
ディスクもHDも何年か置きにバックアップし直すのが今の所最善の方法だと思います。
昨年別の場所のセミナーでは他の某メーカーはディスクは3〜5年、HDでも10年以内にはバックアップし直した方が・・と言っていたような気もしますし。
まぁこれに関しては、HDも含め未だにメーカーに対してあれこれ言う人もいるようですが、こうすれば絶対大丈夫ってのはないんじゃないのか?と思います。
個人の責任で、しっかりと保存・保管・管理・確認をした方が良いですね。
追記
DVD-Rの規格としては、物理フォーマットとルールはあるが「どのような材料を使用するかの規定はしていない」らしく、各社独自の材料開発・使用になっているようです。なので材料の品質差が保存品質に影響しているとも言えるそうです。
で、もう発表はあったそうなので大丈夫だとは思いますが、
「 ISO 10995 」 光ディスク寿命推定試験法 : ISOで制定化
に向けて動いているそうです。内容は第三者機関の設立 : アーカイブディスクテストセンター。中立の立場で各社のディスクの寿命を測定。
いずれはパッケージに何らかのマークが付いたりするかもしれませんね。
どのメーカーのどの商品が良い・・・と盛り上がるのもいいですが、よく分からない一般消費者には安心出来る基準は欲しいですよね。
テーマは「光ディスクへのデジタル写真データの安心保存とレーベル印刷の活用」
講師にはプロ御用達の「That's」のSTART Labから担当の方が代表で来ました。
(もちろん使っていないプロもいるとは思いますが。。)
内容は、まぁ光ディスクの特徴と仕組みを分かりやすい形で紹介と保存の仕方。何より当たり前ですが、「That's」の信頼性の実験と紹介。
最初に以前START Labでアンケートを取った「データ保存の実際」のお話。と言ってもアンケート対象が写真関係の学校等プロ・プロを目指す方からアマまで年齢も幅のある所のようですが。
上から順に、PC本体、外付けHD、この二つで訳60%。次にCD-R、DVD-Rが僅かに多く、以外だったらしいのですが、5位にメモリーカードがランクイン。後はその他が若干。
先日もCPS関係のプロの集まりでワークフローについて少し話していた時もやはり外付けHDが多かったように思いましたが、僕もデータの管理・バックアップは外付けHDですね。
今は一家に一台PCはあるようにも言われていますが、実際はどうでしょうか?メーカーはメモリーカード保存は「以外」・・と言ってましたが、携帯にコンデジ等、家にPCが無いのにデジカメを使っている一般の人も結構います。
一般にはSDが主流でSDの容量・値段もかなりお手頃です。実際にSDの買い増しで保存している話もちょくちょく聞きます。
次に実際のディスクとしての中身、パッケージから見るブランド・付加機能等々の話を聞き、「That's」のトリプルガードの簡単な実験。
まずは、売りの「光沢・耐水・写真画質」のレーベル面の耐水実験。
従来品と光沢・耐水の製品とウォターシールドの3種類が並んでいますが、霧吹きで思いっきり水をかける。
当然ながら従来品ではあっという間に滲んでくる。耐水の製品はさすが水をはじいてくれています。
拭き取ると差はよく分かります。
僕は写真はあまり使いませんが、面もわりにきれいだし、これなら安心して使えるんでしょうね。
さて、次にひっくり返し記録面の検証。
わざわざ自分で買った物を傷つけるのはあれですが、こう言う実験だと気兼ねはないですよね。
実験は指紋を付けたり、黒マジックをぬったくったり、とどめは柔らかめの金素材でごしごしする。
写真は手前が従来品で当然キズだらけですが、奥のボケた方がトリプルガードです。
トリプルガードはまぁさすがで、ごしごし擦ってもほとんどキズは付きませんでした。黒マジックもすぐ拭き取ればほぼ問題無くきれいになりました。写真は黒マジックをすぐ拭き取らずほったらかしたので固まりましたが。。
かなり丈夫にコーティングされているのは実感出来ました。
後半、注目の話題はやはり寿命予測ですかね。
START LabさんはHPでも書いていますが、「高温高湿加速試験を複数の条件で行い、この結果から、ディスクの寿命予測を行っています。温度25%、湿度50%暗所で保管した場合、保証する物ではありませんが100年後の寿命予測(生存率99%以上)と言った結果が得られています。」
と言ってました。一応ですね。。
で、じゃあ100年ほったらかして大丈夫か?と言うとそうではないし。継続的な繰り返しバックアップは必要と担当者も言ってました。
最終的な保存のポイントはダブルバックアップ。でした。
ディスクもHDも何年か置きにバックアップし直すのが今の所最善の方法だと思います。
昨年別の場所のセミナーでは他の某メーカーはディスクは3〜5年、HDでも10年以内にはバックアップし直した方が・・と言っていたような気もしますし。
まぁこれに関しては、HDも含め未だにメーカーに対してあれこれ言う人もいるようですが、こうすれば絶対大丈夫ってのはないんじゃないのか?と思います。
個人の責任で、しっかりと保存・保管・管理・確認をした方が良いですね。
追記
DVD-Rの規格としては、物理フォーマットとルールはあるが「どのような材料を使用するかの規定はしていない」らしく、各社独自の材料開発・使用になっているようです。なので材料の品質差が保存品質に影響しているとも言えるそうです。
で、もう発表はあったそうなので大丈夫だとは思いますが、
「 ISO 10995 」 光ディスク寿命推定試験法 : ISOで制定化
に向けて動いているそうです。内容は第三者機関の設立 : アーカイブディスクテストセンター。中立の立場で各社のディスクの寿命を測定。
いずれはパッケージに何らかのマークが付いたりするかもしれませんね。
どのメーカーのどの商品が良い・・・と盛り上がるのもいいですが、よく分からない一般消費者には安心出来る基準は欲しいですよね。
by gamu-syara
| 2009-02-28 00:28