2012年 06月 04日
CS5 CameraRAW 6.7 とCS6 CameraRAW 7.1 まとめ |
先日も5D Mark IIIを購入した、ある写真家の方からCS5でRAW現像出来ないのか?と質問を受けました。ソフトは場合によってはアップデートでトラブることもありますが、基本的にはアップデートはまめにチエックして頂いた方が良いと思います。
新型カメラのRAW対応CameraRAWの動きですが今一度、現時点での状態を確認しておきたいと思います。
CS5 CameraRAW 6バージョンですが、最新の「6.7」で1D Xや5D Mark IIIなどの新型カメラに対応します。現時点では日本アドビの最新ダウンロードのページには「6.6」までしかアップデートされていません。ここらへんは何故なのか理由は分かりません。
CameraRAW 6.7
CS5 CameraRAW 6.7で対応はしてRAW現像出来るようになってはいるのですが、難儀な点も発生しました。
まず少し前にも触れて来ましたが、CS5 CameraRAW 6.7で調整の中の色収差の補正部分に変更がありました。
「CameraRAW 6.5」まであった色収差の補正スライダーが「6.7」で消えました。配置関係にも変更がありますね。(記憶薄ですが、「6.6」でもうこの変更になっていたような。。)
これが最終?と言うことであるなら、やはり何となくしっくりきませんね。進化の為に仕方が無いのかも知れませんが。
あらためて見ても「プロファイル」タブの色収差スライダーが消えて、チェックボタンになり、「手動」タブからは色収差スライダーが消えた形になっていますね。自動で除去する精度に自信があったのでしょうね。
アドビカスタマーにも確認をとりましたが、新バージョン開発にあたり要はスライダーなど必要なく、チェックボタン一つで十分に色収差を除去出来るからと言う事のようです。真偽のほどは分かりませんが、このように回答を頂きました。CameraRAW 7.0の時点でもスライダー関係は無いままでしたしね。
結果的には「CS6 CameraRAW 7.1 (LR 4.1)」で色収差除去のスライダーは強力に進化して復活しました。
この調整スライダーはかなり良い(場合によっては良過ぎる)機能です。
CameraRAWは「カメラキャリブレーション」の「処理」の所でCS5やCS4の「2010」、「2003」のアルゴリズムで画像を調整出来ますが、当然過去に無かった機能はグレーアウトします。ところがびっくりしたことに色収差の新機能スライダーはどの処理バージョンを選んでも使えるようになっています。
CameraRAW 6.7では無くなったのに、、CameraRAW 7.1のCS5バージョンでは新機能として復活。旧バージョンとの整合性は常にとるとアナウンスされていますが、ここらはどうしてもしっくりきませんね。
も一つ整合性と言えば、
「6.7」はCS5ですが、CS6のCameraRAW7のXMPを読み開く事が出来る処理「2012」が付きました。
CS6で調整された物を見る事が出来ます。
ただし、機能制限されています。互換性の為に全機能使えるようになるのかと僕も期待したのですが、そんな事は無く。
ベータの時から変わらず、あくまで「2012」処理として表示されますが、新機能に関わる部分は動かしませんよ。と言う状態です。新機能部分以外は調整可能です。保存書き出しも出来ます。上記のように色収差部分は存在しませんが。。つまり完全作動はしませんが、互換性の為につけました。CS6はもっと凄い事が出来ますよと見せる意味もあるようです。カスタマーにも同様のお話と回答を頂きました。
仕事でCS5やCS6を使っている状況が出ています。カメラマン同士でも、対クライアントや編集でもXMPを読んで一応確認なり、再微調整は出来ますよ。と言う事です。
本当に結果論ですが、何だか微妙なバランスになっていますよね。
それと、、一部ですが、6.7にはバグが出ています。
カメラなのかPC個体差による物なのかは分かりませんが、複数毎選択しCameraRAW6.7で作業した場合、こちらで相談を受けている現象は、、
・どれかの画像でホワイトバランスを変えた後、全選択し保存もしくは書き出しをしたり、最初から全選択で処理した場合に書き出すとホワイトバランスが駄目な色味で統一されて同じ色で書き出される。
・手動でパースを調整すると全選択保存でその画像だけ書き出されない。
等が上がってますが、機種毎なのか再現性がなく、現状は改善等の動きは無いようです。
CS4の時もそうでしたが、当たり前なのでしょうが新バージョン(CS6)が出たのですからそちらに移行するべきと言う事なのでしょう。
今回は今まで以上にバランスが取れない時勢になっています。業界関係の方は出来る限り早くCS6に移行するべきだと個人的には思います。
新型カメラのRAW対応CameraRAWの動きですが今一度、現時点での状態を確認しておきたいと思います。
CS5 CameraRAW 6バージョンですが、最新の「6.7」で1D Xや5D Mark IIIなどの新型カメラに対応します。現時点では日本アドビの最新ダウンロードのページには「6.6」までしかアップデートされていません。ここらへんは何故なのか理由は分かりません。
CameraRAW 6.7
CS5 CameraRAW 6.7で対応はしてRAW現像出来るようになってはいるのですが、難儀な点も発生しました。
まず少し前にも触れて来ましたが、CS5 CameraRAW 6.7で調整の中の色収差の補正部分に変更がありました。
これが最終?と言うことであるなら、やはり何となくしっくりきませんね。進化の為に仕方が無いのかも知れませんが。
あらためて見ても「プロファイル」タブの色収差スライダーが消えて、チェックボタンになり、「手動」タブからは色収差スライダーが消えた形になっていますね。自動で除去する精度に自信があったのでしょうね。
アドビカスタマーにも確認をとりましたが、新バージョン開発にあたり要はスライダーなど必要なく、チェックボタン一つで十分に色収差を除去出来るからと言う事のようです。真偽のほどは分かりませんが、このように回答を頂きました。CameraRAW 7.0の時点でもスライダー関係は無いままでしたしね。
結果的には「CS6 CameraRAW 7.1 (LR 4.1)」で色収差除去のスライダーは強力に進化して復活しました。
CameraRAWは「カメラキャリブレーション」の「処理」の所でCS5やCS4の「2010」、「2003」のアルゴリズムで画像を調整出来ますが、当然過去に無かった機能はグレーアウトします。ところがびっくりしたことに色収差の新機能スライダーはどの処理バージョンを選んでも使えるようになっています。
CameraRAW 6.7では無くなったのに、、CameraRAW 7.1のCS5バージョンでは新機能として復活。旧バージョンとの整合性は常にとるとアナウンスされていますが、ここらはどうしてもしっくりきませんね。
も一つ整合性と言えば、
「6.7」はCS5ですが、CS6のCameraRAW7のXMPを読み開く事が出来る処理「2012」が付きました。
CS6で調整された物を見る事が出来ます。
ベータの時から変わらず、あくまで「2012」処理として表示されますが、新機能に関わる部分は動かしませんよ。と言う状態です。新機能部分以外は調整可能です。保存書き出しも出来ます。上記のように色収差部分は存在しませんが。。つまり完全作動はしませんが、互換性の為につけました。CS6はもっと凄い事が出来ますよと見せる意味もあるようです。カスタマーにも同様のお話と回答を頂きました。
仕事でCS5やCS6を使っている状況が出ています。カメラマン同士でも、対クライアントや編集でもXMPを読んで一応確認なり、再微調整は出来ますよ。と言う事です。
本当に結果論ですが、何だか微妙なバランスになっていますよね。
それと、、一部ですが、6.7にはバグが出ています。
カメラなのかPC個体差による物なのかは分かりませんが、複数毎選択しCameraRAW6.7で作業した場合、こちらで相談を受けている現象は、、
・どれかの画像でホワイトバランスを変えた後、全選択し保存もしくは書き出しをしたり、最初から全選択で処理した場合に書き出すとホワイトバランスが駄目な色味で統一されて同じ色で書き出される。
・手動でパースを調整すると全選択保存でその画像だけ書き出されない。
等が上がってますが、機種毎なのか再現性がなく、現状は改善等の動きは無いようです。
CS4の時もそうでしたが、当たり前なのでしょうが新バージョン(CS6)が出たのですからそちらに移行するべきと言う事なのでしょう。
今回は今まで以上にバランスが取れない時勢になっています。業界関係の方は出来る限り早くCS6に移行するべきだと個人的には思います。
by gamu-syara
| 2012-06-04 22:07
| 現像ソフトあれこれ